米Yahoo!が逝く日（アリババすげーって話）
ヤフーいっちゃったねー
ちょっと古いニュースで恐縮ですが、ヤフーがなくなりましたね。ヤフーといっても日本の柔らか銀行の持っているYahoo! JAPANではなく、大元のアメリカのYahoo!の方です。
米Yahoo最高経営責任者（CEO）のMarissa Mayer氏は、中核事業の売却契約を正式にVerizonと結んだ後に、役員を退任する。
Yahooが48億ドルで通信大手のVerizonへ身売りする件は、数カ月も前から話題になっていた。ところが、事実は報道されてきた内容よりやや複雑だ。売却対象は「Yahoo Mail」と「Yahoo Sports」を含む消費者向けウェブ事業だけで、Yahooを丸ごと売るわけでない。
Verizonに売却されず残る事業部門は、Altabaという社名になる。Yahooはこの情報を、1月9日付で米証券取引委員会（SEC）へ提出した文書で明らかにした。
Verizonへの売却後、残された事業会社は役員会の規模も縮小する。Mayer氏とともに退任するのは、Yahoo共同創設者のDavid Filo氏である。
売られずYahooに残される事業は、投資家にとって重要な意味を持つ。なぜなら、360億ドル相当の価値がある中国EC大手Alibabaの一部を所有しているからだ（そのため、Altabaという社名になる）。
（引用元：http://m.japan.cnet.com/story/35094740/）
昔はすごかったけど。。
今がいかに弱肉強食の時代かがわかるニュースですよね。
いっとき前まで、日本でもフリーメールを取得する方法として第一に挙げられるのがヤフーメールだったのは海外でも一緒で、みんな最初にPCメアドを取得する方法としてyahoo.comを取得していたのに、それもこれからは無くなるのかな？（コンテンツ事業の売却先であるVerizon次第かな。。）
今でもポータルとしての広告収入がすごいYahoo! JAPANですが、アメリカのヤフーはどうしたんですかね。
みんな大好きiPhoneの、ハズレまくる天気アプリの気象情報は米ヤフーからきてるし、株価アプリの中の情報も米ヤフーからです。だから、いろんな人が間接的にではあるけど使っているのですけどね。
あぐらかいてて「一箇所でコケたらもうダメ」、みたいな感じだったのかしら。慈善事業的になりすぎた部分が赤字垂れ流ししまくって全くマネタイズできなかったのかしら。いずれにせよ、私は米ヤフーのポータル以外のビジネスを知らないので、なんとも言えませんが、身売りしないといけないところまで来てたのはイケてないよね、と思いました。
にしても、アリババすげーなー。
アリババと米ヤフーの関係性
これ知った時びっくりしたんだけど、
米Yahoo!は2005年、まだ小さなスタートアップだったAlibabaに10億ドルを投じ、40%の株式を取得しました。それが今や持株比率15%でななななんと300億ドル（約3兆4480億円）の巨大企業。米本社中核事業の買収額48億ドル（約5540億円）より、もう桁違いに大きいんですね。
自分が創業した会社を石もて追われたYahoo!共同創業者ジェリー・ヤンではありますが、万里の長城で欧米人の観光ガイドをやりながら英語の修行をしていた貧乏青年ジャック・マー（のちのAlibaba創業者、当時月給12ドル）に出会ったことが、シリコンバレー史上に残る投資案件の遺産へとつながりました。行ってみるもんです、万里の長城。（引用元：http://www.gizmodo.jp/2017/01/yahoo-altaba.html）
自分が出資した「万里の長城で欧米人の観光ガイドをやりながら英語の修行をしていた貧乏青年」に、その十数年後に、「インターネットバブルの先駆者である一斉を風靡した自分の会社Yahoo!」が買収されちゃうなんて思ってもなかっただろうに。
あー、面白い。
とにかく米ヤフーはオルタバへ
Altaba（オルタバ）って名前、どうなんだろ。あんまりかっこよくはないけど、発音しやすいし短いしギリギリセーフな感じしてる。