褒めている風でめちゃくちゃなこと言ってギリギリのラインでディスる感じで褒める
例:Apple製品
新しいMacBook Proは革新的である。
なぜなら、ポートがUSBタイプCしかないのである。
これはすごいことだ。自社のリーディング製品であるiPhoneを繋いで充電したりシンクしたりするにも変換コネクタが必要だ。すごい連携性だ。あえて自社製品同士をつなぐのために、もう一つApple製品を買って投資できるのだ。これはApple教徒にとってこの上ない喜びだろう。
彼らには便利とか、不便とかは関係ないのだ。Macそれ自身の佇まいがカッコよければ、自社同士の連携性だって平気で捨てれるのである、この潔さ頃がAppleがAppleたる所以で、他が真似できない美学だ。普通だとついつい一つぐらいUSBタイプAを残したくものである。MSなら絶対そうするだろう。だってProと銘打っているのだから。仕事でも使えないといけない。そう考えると、自ずとプロジェクタに写したりの用途も鑑み拡張性を持たせるだろう。
でもAppleはしない。
これは凡人の私では2万年考える時間をもらっても考えつかなかっただろうし、考えついてもその経営判断を下せないだろう。アメリカ新大統領のトランプさんぐらいの決断力がないと無理かもしれない。今は不便ない気がするが、きっとこうすることで素晴らしいイノベーションを起こしているのに違いないだろう。近い未来、彼らの判断が正しかったと反省する自分がいるように思っている。
大事なことだからもう一度だけ繰り返すが、「彼らには便利とか、不便とかは関係ない」のだ。素敵すぎる美学だ。なおツイッター上では批判的な意見はたくさんあるが賞賛意見は散見されるにとどまっている。いかに多くの人がまだAppleの作る未来まで追いつけていないかがわかる。
おしまい。