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なんでも願いが叶うという教会があるという噂が……
ある時、こんな話を聞きました。
芸能通「なんでも、セブにはどんな願いも叶ってしまう教会があるらしいよ。そこに行ってロウソクに火を灯し、お祈りすればたちまちに叶うらしく、セブアノ(ローカルのセブの人たち)にも超人気スポットらしい。ちょっと遠いらしいけど。」
僕「ふむふむ、今後の土曜に行きましょう!」
ということで、今現在、絶賛ニートな僕は、金運とビジネス運を開運すべく、その教会を目指すことにしたのです。同行者含めて6名でシマラ教会に行くことを約束し、当日を迎えます。
その教会の名前はシマラ教会(Simala Church)
世界一周の時に来たスペインのマゼランくんがキリスト教を広めたため、フィリピンの人口の約90%がカトリック教徒です。マゼランくんが布教したのち、多くの教会ができどんどん広まっていくのですが、その教会の中でも有名なものの一つがシマラ教会です。
セブシティからはサウスバスターミナルからバスで2時間ほど南下(80〜100ペソ=約200円程度)して、シマラの街へ。その後、大量に待機しているバイクタクシーで20分ほど山側へ走る(要交渉ですが片道は20〜200ペソと交渉の幅がすごい)と、ようやくたどり着くのがその教会です。
朝4時まで飲んでいた弊害
前日(当日?)朝4時まで飲んでいた影響がもろに出て、朝になったら2名ほど参加者が減っていましたが、それはご愛嬌。我々は4人で一路シマラ教会を目指すことになりました。
今回、我々は朝9時にサウスバスターミナルに集合していく予定でしたが、南へ行くバスが激混み。多分数時間待ちでしょう。影はあるにせよほぼ炎天下のサウナ状態で数時間も待つのは時間的にも体力的にもNGと判断し、他の手段を考えることに。
マジで早朝から行ったほうがいいです。この混雑は初です、私はいつも5、6時台のバスに乗るのでこんなに混んでるのは初でした。
とはいえ、エアコンなしのバスも混んでいるし、そもそもエアコンなしのバスは暑さの他、排気ガスもすごいのでちょっとありえないとの判断。ということで大人4人なのでリッチにタクシーで行くことにしました。
すぐさまタクシーの運転手たちと交渉
そこですぐさまタクシー乗り場へ行って交渉開始です。こちらの条件を提示すればすぐにぞろぞろとタクシー運転手が集まってきます。その中で一番条件のいいところと会話しましょう。(私は交渉が得意です。)
結果、「4人で乗車+シマラ教会までの往復+現地で1時間待ってくれる」ので1,500ペソ(約3,750円。一人当たり千円を切るので良しとしました)でまとまりました。
向こうは3,000ぐらいからふっかけてくるので、こちらが先に1,000ぐらいから交渉始めれば1,500ぐらいでまとまります。(これでもバスに比べれば十分高いですが……。)
中でも交渉で大事なことが幾つかあります。
1)必ず、乗る前に再度条件を確認する。さらに乗ってからも確認する特にあるあるなのが、「全員で100ペソ」と言ってたのに、降りる時になって「一人100ペソって言った」とか言い出すパターンのやつです。運転手と交渉役が別だとこういうことが起こりやすいです、なので、必ず運転手と再度条件を確認しましょう。
2)お金は最後の降りる時に渡す。特に待ってもらう時などは先に渡すといなくなってしまうかもしれませんので注意。
3)長距離をお願いする場合は、お水などを買ってあげて渡すと効果的です。向こうも仕事ですが長時間の運転は疲れますので。
4)最後に降りるときは「ありがとう」と感謝を言ってお金を渡し、握手をしましょう。これで揉め事が起きにくいです。
あまり過度に値切るの向こうの生活もあるので良くないです。弱みを見せない範囲で、多少はローカルにお金を落としましょう。
そして何より、現地に慣れている人に任せましょう。
現地シマラ教会着。とても暑い。
9時過ぎにサウスバスターミナルを出発し、シマラ教会には11時40分ごろ着きました。所要時間はおよそ2時間半。
その日の気温はiPhone上では32度と表示されてましたが、体感温度(Feel like)は39度表示でした。汗が滝のように吹き出るとはこのこと、と言わんばかりに汗だくで、タクシー降りて2秒で汗かきました。最寄の駐車場からシマラ教会まで徒歩1分ですが、その到着までに滝汗です。5kgは痩せたんじゃないでしょうか。暑すぎて『何が教会だよ、くそっ』と思ってたら、綺麗すぎて暑さ許しました。
でも常に暑い暑い言ってました。ちょうどお昼時だったのでMassが始まってました。Massに参加する人もいれば、マリアさまへ祈祷したくて長蛇の列に並ぶフィリピン人もたくさんいました。この列がとても長くって、入り口付近までぐるっと延びてました。
来訪者の割合で言えば、異国人は1%未満ぐらいですかね。我々以外の日本人は一組だけしか見ませんでした。それだけローカルに愛された教会ということですね。日曜日なので家族連れで来ているフィリピン人も多く子供もたくさん見かけました。またカップルで来ているフィリピン人もたくさんいました。
我々の主目的のロウソク献灯へ。
中に進むとロウソク台が見えてきましたが色がカラフルではありません。この何もない金色の細い蝋燭は5ペソです。(ローカル向けかな?)
カラフルロウソクは少し奥に入って買うようでした。
色のついたもう少し太いやつは、色別に願いがあるらしく、こちらは35ペソです。(こちらは観光客向けかな?)
私は金運アップのためにここに来たので当然GREEN(緑)を選んで火を灯す、予定でした。ここからは暑すぎてあまり覚えてないのですが、気づいたら別の色を注文し、手にしていました。
赤色の願掛けは「Love」ですって。本当に一番興味ないのを買ってしまいました。うふふ。
興味ない色とはいえ、せっかく来たし、せっかく買ってしまったので火を灯さないわけにはいかず、仕方なく赤色のロウソクに火を灯し、仕方なく『恋愛運が上がりますように。』と祈ってまいりました。せっかく遠くまで来たので、仕方なく念入りに5分ぐらい祈りました。ふぅ。
時間も忘れ熱心に祈っていて、脱水症状ギリギリだったので、その後はスーッとタクシーまで戻り、帰りました。帰りもほぼ同じぐらいの時間がかかり、12時半現地発、15時前セブシティ着といった感じでした。帰りはみんな爆睡でした。
まとめ
・今回かかった費用
一人当たり410ペソ(約1,025円)
(内訳:タクシー往復1,500ペソ/4人、ロウソク代35ペソ)
・今回かかった時間
トータル6時間強。
(移動2.5時間→シマラ教会滞在1時間→移動2.5時間。家からバスターミナルまでの移動は除く)
・今回の効果
今の所、何もない。信心が足りないのか。噂は本当なのかはまだ分からず。引き続き検証が必要。切実。
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